誰にでもある不可逆的な心の傷を気遣った上で発言しよう

グシャグシャにした紙を完全にシワのない元の状態に戻すことが不可能であるように、壊れてしまった心が完全に元通りになることもまた、不可能なんですよね。

ふとした瞬間に心の傷が疼き、暗い気持ちになってしまうこともしばしば。個人的にも、過去に痛手を負った瞬間を、未だに夢に見たりします。

こういう事情も知らずに「甘え」とか平気で言ってのける人の神経を疑います。少しは勉強してから発言しろよ…。

それどころか、面白半分で古傷をえぐってくる人もいます。

たとえば、飲み会のたびに昔あった嫌なことを毎回のように話し始めるおっさんとか、いますよね。

人の心の中に土足でズカズカと上り込むデリカシーのかけらもない愚行で、すごく不快なんですよね。

人をディスったり、悪口を言ったり、過去の嫌な話を持ち出したり…。

それで楽しめて満足感を得るなんて、嫌な人生ですね…。

逆に同情してしまいます。

そのねじ曲がった根性で、自覚症状もないまま生きていかなければならないなんて、自分は死んでも嫌ですからね…。

そんな彼らは間違いなく「老害」です。一緒にいると間違いなく悪影響がありますので、速やかに避難しましょう。自分も彼らがいる飲み会には、二度と参加しません。

相手にどんな心の傷があるのか?常に考えよう

心の傷とは一生付き合わなければいけないんです。大小は関係なく、それは二度と消えることはありません。

何気ない発言でも、相手の心の傷をさらに深くえぐっているかもしれないということを忘れずに、慎重に発言してください。

これが正しい発言のあり方です。「堅苦しい」「世知辛い」と感じる人もいるかと思いますが、それはあなたのねじ曲がった根性の表れです。

堅苦しさを感じなくなるまで、しっかりトレーニングしてください。

無意識でも相手に気を遣いながら話せるようにならないと、まともな会話なんてできませんからね。

何も考えずに暴言を吐き散らし、人の心に二度と消えることのない傷をつけるような老害にはなりたくないですよね?

相手の気持ちを考えられる心を持っていないと、あなたは無意識的に他人を傷つけるテロリストとして生きることになってしまいます。

ぼーっと生きてるだけではダメなんですよ。しっかり考えて発言しましょう。それがあるべき姿です。