日本人って遅刻にうるさいクセに帰る時間(残業)にルーズでキモいよね
スペイン人「自分が1分2分遅刻すると日本人からラテン系は時間守らないと言われる」「でも、実際は日本人の方が時間を守らない」 : ハムスター速報 https://t.co/sO1RCxshNB @hamusoku
— ハム速 (@hamusoku) 2018年8月8日
これ、ずーっと前から言われてますよね。
ご指摘の通り、日本人の方が時間を守れないと断言できます。
なんなんでしょうね、日本人の残業体質って。
遅刻は厳しく叱責するクセに、残業は黙って容認されています。それどころか、「残業してる人=頑張ってる!偉い!」みたいな空気って、それとなくありますよね。
遅刻を厳しく叱責するのは良いと思います。「約束の時間に来てもらわなければ困る」という言い分は、その通りですからね。
ただ、その言い分が通るんでしたら、「約束の時間に帰れなければ困る」という言い分も、同じように通らないとおかしいんですよ。
そもそも会社というのは、就業時間が決まっています。
そして、それぞれの社員が就業時間内に終わらせることのできる分の仕事が割り振られるのが当然です。
その割り振りがうまいこといってないと、社員は残業をして取り返さなければなりません。これを多くの社員は「自分の能力不足」と勘違いしますが、実はそうではありません。
なぜなら、残業(時間外労働)が発生するのは、管理者(上司)のマネジメント能力不足に他ならないですからね。
残業をしなければいけない状況は、上司が社員(部下)の能力を把握できていない故に、オーバーワークを割り振ることで発生します。
完全に裁量不良です。「遅刻しない奴は優秀」とか言ってるだけで社員の本質を見ずに評価するから、そういうことになります。
会社の中での立ち振る舞いだけで評価しても、本質にはたどり着けません。
SNSでの動きとか、仕事以外の活動などから「人間味」を見て総合的に判断しないと、本当の意味での「人事」や「評価」はできません。
多くの上司が、そこをすっ飛ばします。会社という狭い世界の中だけで完結させようとするから、あなたたちにはいつまで経ってもマネジメント能力が身につかないんですよ。
そんな上司が多いから、日本は残業が当たり前になり、結果として帰る時間にルーズになります。
たぶん多くの上司がそれを認識していないからこそ、残業ほどマネジメント能力不足が叫ばれることはないんですよね。
自分の責任を他者に押し付ける他力本願スタイルは、無能の証拠ですね。はぁ。
実は上司もその被害者だったりする
上司のマネジメント能力不足によって、残業が発生します。残業する部下は、上司の無能さによる被害者と言えるでしょう。
しかし、実はその上司もまた、被害者なんです。
なぜなら、マネジメント能力が不足している(もしくはそれを身につけられない)人を管理職にしてしまった人事こそが、そもそものコトの発端ですからね。
正当な人事がなされていれば、マネジメント能力の高い人が上司となり、正当な裁量で部下に仕事が割り振られて、残業ゼロになりはずですから。
どうせ「ゴルフやってるから」とか「飲み会で盛り上げ役だから」とか、しょーもない理由でポンコツな人事を行ったんでしょうね。
要するに、帰る時間にルーズな会社は管理職がポンコツで、人事がポンコツで、経営陣がポンコツで、つまり会社自体がポンコツってことです。
そういう会社には、あなたの貴重なリソースを安売りしてはいけません。
アフター5(会社以外の時間)が保証されていれば、副業もガッツリできますし、趣味に没頭することもできます。
そういう人間としての価値を高める活動を否定する「帰る時間にルーズな会社」からは身を引きましょう。
誰も働かなくなれば、労働条件は自ずと良くなります。
「働かせてもらってる」という社畜思考を払拭しましょう。寧ろ「働いてやってる」くらいがちょうどいいですよ。
全員が「帰る時間にルーズな会社では働いてやらん!」と言って辞めていったら、嫌でもその会社は改善せざるを得なくなりますからね。