同じ歌い手として特に尊敬しているメンツ
歌を生業にしているわけではありませんが、学生時代は音楽にハマって9割9分9厘を声楽に費やしていたので、歌い手としての自覚はあります。
そんな自分は、プロアマ問わず他の歌い手の方を他人とは思えません。音楽をやっている人はみんな友達。自然と仲間意識が芽生えてしまいます。おこがましいですが。
そこで今回は、同じ歌い手として特に尊敬している方についてご紹介します。
DIR EN GREYの京さん
10代後半は「DIR EN GREY」というバンドに夢中でした。
PVの一部が社会的・論理的に問題があるとして規制されたり、「血のりに飽きた」と言ってライブ中に自分に爪を立てて血を流しそれを顔に塗りたくるなど…。
衝撃的なパフォーマンスが多く賛否は分かれると思いますが、自分はそれに惹かれていきました。
そんなカテゴラズ不能かつ不要な「DIR EN GREY」のボーカルである『京』さんの歌声に魅せられています。
京さんは恐らく日本で一番音域が広い方です。
彼の声の魅力は、超高音でも男らしいカッコイイ声であること。
高音になると普通はどうしても女性っぽくなりがちですが、京さんの高音にはしっかり男性ホルモンが残っているから凄いんですよね。
低音も出るし、デスボイスなどの多彩な技術もあるし、素晴らしい歌い手さんだと思います。
全米デビューを果たしている彼らですが、やっぱり日本のバンドなので、個人的な好みとしては切ない楽曲も秀逸であり、大好きです。
『艶かしき安息、躊躇いに微笑み』『THE PLEDGE』『我、闇とて…』あたりが特に好きでよく聴きますね。
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三大テノールのLuciano Pavarotti
テノールとして声楽を学んでいた身としては、「三大テノール」の存在はとても大きなものでした。
その中の一人である『Luciano Pavarotti』の歌声が特に好きです。
太陽のような輝かしい高音は「神に祝福された声」と評されるにふさわしい美声です。
「キング・オブ・ハイC」を体感できるこの動画は、高校生の頃から観ています。最後のロングトーンがハイC。圧巻です…。
師匠からは「パバロッティになったつもりで歌え!」とよく怒られましたねぇ。嗚呼、懐かしや。
余談ですが、生まれて初めて人前で一人で歌ったコンサートでは『Per la gloria d'adorarvi』というイタリア歌曲を歌いました。
パバロッティはイタリア人なので当然のごとくそれを歌っていて、当時からこの映像はYouTubeにアップされていました。
表現方法を学ぶために、当時はこの映像を観まくってましたねぇ。
自分にとってはそれほど尊敬している彼なんですが、もうこの世を去っているんですよねぇ…。ぜひ生で体感したかったなぁ。
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Janne Da Arc/Acid Black Cherryのyasu
ビジュアル系にハマっていた高校時代は「Janne Da Arc」や「Acid Black Cherry」をよく聴いていました。
その2つのバンドのボーカルである『yasu』さんの歌声が好きです。
はじめに紹介した「DIR EN GREY」の『京』さんは男らしいカッコイイ声なのに対し『yasu』さんは繊細で美しい歌声の持ち主です。
「Janne Da Arc」の『Strange Voice』という楽曲で歌われている通り、まさに「天使の歌声」。憧れますねぇ。
あと「Acid Black Cherry」のコント仕立てのPVが面白くて好きですねw
1stシングルの『SPELL MAGIC』のPVが好きで、今でもよく観ます。
BUMP OF CHICKENの藤くん
言わずと知れた国民的バンド「BUMP OF CHICKEN」のボーカル&ギターの『藤くん』こと『藤原基央』さんを最後にご紹介します。
藤くんの詞は誰にでも当てはまる普遍的な意味を持っているのが特徴で、多くの人がその楽曲に共感しています。
彼自身「曲って鏡だと思ってる」とラジオで語っていたので、多くの人の心がよく映るような普遍的な言葉を楽曲にしているんでしょうね。
バンプの曲は本当に自分の心がよく映るんですよ…。自分にとって『才悩人応援歌』は心の手鏡ですねぇ。
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また、歌声が素敵なんですよね。少し鼻にかかったような発声と、やや乾いた声質。あの唯一無二の歌声に惹かれている方も多いですよね。自分含め。
中学生の頃に『天体観測』がリリースされて大ブレイクしていたのでバリバリのバンプ世代なのですが、当時の自分は彼らの楽曲を全く聴いていませんでした。
他にも好きなミュージシャンは沢山いたし、中2くらいからは「流行ってる音楽なんて聞いてやるもんか」と厨二病を発揮していたのでw
バンプとの出会いは2009年の11月。
就活が軒並みうまくいかなくて落ち込んでいた頃の帰り道に、ヤマダ電機の電光掲示板で流れていた『R.I.P.』がスッと心に染み渡りました。
その時「そういえばバンプってまともに聞いたことないな。気分転換に聴いてみようかな」と思いました。
帰宅後にYouTubeで検索して『R.I.P.』のMVを観たら、歌詞の解釈もできていないのに、最後のギターリフが流れた時に何故か涙が止まらなくなったんですよね。
そこからアルバムを買い漁って聴き込み、今に至ります。
恐らく流行っているタイミングで聴いていたらここまでハマらなかったと思うので、運命的な出会いだったんだと思っています。
実はまだライブのチケットが当たったことがないので、なんとしてでも当てて早急に生バンプを体感したいですね。
歌は素晴らしい
ということで、個人的に同じ歌い手として特に尊敬している方々のご紹介でした。
「歌う」ってのは素晴らしいです。歌い手は自分自身が楽器であり、この世に同じ楽器を持つ人は存在しません。
自分がやっているからというのもありますが、個人的には最も好きな楽器ですね。
素晴らしい楽器を持った歌い手の方にこれからも出会い続けたいし、感動したいし、自分も素晴らしい楽器へと進化し続けたいですね。