息をするように悪口を言うのではなく、息をするように褒めたい。

どうしても余計な一言を言わないと気が済まない人っていますよね。

出てくるわ出てくるわ、悪口の数々。そんなことを言われたら感謝も尊敬もするはずはなく、「もうお前とは会いたくない」と思ってしまうのは当然です。

家族や恋人でもない限り、または相手が自分からそういう話題を振ってこない限り、「太った」「やつれた」「老けた」なんて言葉は絶対に使わない方が良いです。

悪口はハイリスクノーリターン

当たり前ですが、悪口は悪い意味で取られる場合がほとんどです。

悪意はなく、思ったことを率直に言っているだけかもしれませんが、相手から嫌われて人間関係を壊してしまうリスクがあることを認識していない時点で、気遣いが足りません。

悪口は人間関係を壊すリスクがあるのに、得られるものは何1つありません。まさに「ハイリスクノーリターン」です。

あなたがふと思った「太った」という言葉を発言するのは、リスクしかなくてリターンのないデメリットだらけの感情であることを、すべての人に認識していただきたいですね。

褒めるのはローリスクハイリターン。褒められた言葉とエピソードは宝物になる

対して、褒めるのは「ローリスクハイリターン」です。

褒めることによって相手はイイ気分になりますし、そのエピソードはいつまで経っても大切な宝物です。

以前ブログにも書きましたが、自分はオーディションに受かって高校3年の時にオペラのソリストとして全国の高校生たちの前で歌った経験があります。

本番後の最初の部活動で顧問の先生が「シュウヘイ、マジで良かった。高校生の演奏で感動したのは3人目だよ。」と褒めてくれたのは、今でも自分を支える大切な言葉であり、宝物です。

このエピソードから分かるように、褒めることは人に勇気を与える素晴らしい善行です。

うまく褒めることができれば、相手からの一生分の感謝と尊敬を手に入れることができます。もちろん、お金につながることだってあります。

息をするように悪口を言いまくってリターンのないリスクを抱えまくるのではなく、息をするように褒めまくって周囲に勇気と宝物のエピソードをバラまける人間になりましょう。

ただ1つ注意したいのが、褒め言葉を素直に受け取れずにイラつく人がたまにいるということです。

素直に感心して褒めたつもりが、なぜか相手は怒り始めるんです。

褒めるのは「ノーリスクハイリターン」ではなく「ローリスクハイリターン」と書いた理由はコレです。

彼らがどんな心境なのかは全く分かりませんが、こういう人は偏屈者でめんどくさいタイプの人間です。

褒め言葉を素直に受け取れない人は、見切りをつけて距離を置いてしまってもいいでしょう。関係を続けること自体がリスクになることも、十分あり得ます。

つまり【プライバシー】。「自分から言うか」「他人から言われるか」の差

糸井重里さんのたとえが秀逸すぎて、部屋でひとり自分からけつとちんこを出しました。

たしかに、自分から「太った」「老けた」と言い出すのと、誰かにそう言われるのでは、意味が全く違ってきます。

飲み会で自分からちんこを出して笑いを取ることと、先輩に無理やり脱がされてちんこを出されることの違いです。前者はレクリエーションですが、後者はハラスメント案件です。

センシティブなことは、他人である我々からアクションを起こしてはいけないんです。

相手が自分からアクションを起こした場合のみ、それに乗っかって話しましょう。

求めてないアドバイスを貰っても超絶イラッとするだけ

突発的な悪口には、どこか上から目線でアドバイス的なニュアンスが含まれがちです。

「結婚した方がいいよ」とか「いい歳して彼氏/彼女いないのかよw」とか平気で言ってくる人がいますが、正直言って全員ブン殴りたい気分です。ってか、心の中ではブン殴ってます。

結婚や恋愛が幸せの1つであることは否定しませんが、すべての人にそれが当てはまるはずがありません。

1億人いれば1億通りの幸せがあります。それなのに自分の幸せを信じてやまないあたり、脳内お花畑みが深いですね。視野が狭くてお話になりません。

とにかく、あなたの勝手な価値観を押し付けてこないでください、って話です。

自分の幸せの在り方だけを信じてやまないあなたは、スルメロックさんのマンガを読んで勉強してくださいな。


まとめ

悪口をやめて褒めまくった方がいい理由

  • 悪口はハイリスクノーリターン。人間関係を壊してしまう不毛なリスクをわざわざ取るな
  • 褒めるのはローリスクハイリターン。褒められたエピソードは相手にとって一生の宝物になり、あなたへの感謝と尊敬が止まらない
  • 「自分から言うか」「他人から言われるか」は大違い。相手にとってセンシティブな話題はこちらからは発信するな
  • 悪口には上から目線のアドバイス的なニュアンスが含まれがち。求められていないアドバイスをもらっても響かないどころか超絶イラっとするだけ

我々は悪口なんて言わずに、ジャブ程度から一生の宝物級までの褒めで日常会話を埋め尽くしましょう。

「今日の服イカしてんじゃん」「髪型かわいいね」くらいから始めるのが、簡単で続けやすそうですね。

みんなでみんなを褒めまくり、勇気と宝物をバラまくことで、一生分の感謝・尊敬を受け取れるような、最高にイカした人を目指しましょう!