歳の数だけ戻りたい過去が生まれる

燃え殻さんのツイートは今日も美しいです。

歳をとるたびに、若かりし頃の自分を愛おしく思うものなのかもしれませんね。

自分はまだギリギリ20代なのでほぼないに等しいものの、年齢的な意味での「たられば思考」が増えてきたことを実感しています。

「いま小学生だったら」
「中学生だったら」
「高校生だったら」
「大学生だったら」

この辺りは全て通過しました。

そして今後もその頻度は高くなり、バリエーションもさらに豊かになっていくことでしょう。

歳の数だけ、戻りたい過去が生まれます。「歳をとる」って、そういうことなんでしょうね。

「20代だったら」
「30代だったら」
「40代だったら」
「50代だったら」

今後はこいつらも手札に加わっていくんですね。うーむ。

過去ではなく「今」を生きる

生きている限り、歳をとることには抗えません。

だからこそ「年齢なんて関係ないよ」と気を張って生きていたいものですが、燃え殻さんのように、ふとしたきっかけで切ない気持ちが芽生えてしまうんでしょうね。

でも、それって切ない反面、幸せなことでもあります。

そもそも、今この瞬間まで病気や事故で死なずに生きてこれたことは、とても幸せなことです。

さらに、「あの頃に戻りたい」「あの頃はよかった」と思える過去があるわけですから。悲惨な過去を過ごしていたら、そうは思えませんからね。

しかし、「あの頃」ばかりに目を向けていたら、何も進歩しません。

時代に合わせて進化していくために、我々は常に「あの頃」以上の人生を歩まなければなりません。

人は誰でも、人生最高の瞬間が「今この瞬間」であり続けるために、過去ではなく「今」を生きる必要があります。

過去を振り返ることなんて、いつでもできます。そんなのはどうしようもなく暇な時だけで充分です。

むしろ「あの頃」を思い返す暇がないくらい最高の「今この瞬間」を手に入れれば、間違いなくハッピーですよね。

「20代もよかったけど、今が一番幸せ」。心の底からそう思えるおじさんになるために、今日も明日もがんばりましょう。