電話に対面での会議。今の時代に、わざわざ同期通信でやる必要ないですよね。

人間としてもビジネンマンとしても尊敬している堀江貴文さんが、著書『多動力』で熱弁していました。

電話をかけてくる人間とは仕事をするな
電話というのは、一方的に人の時間を奪うものだ。
そういう前時代のツールを使い続けているような人とは、
付き合わないほうが良い。
引用元：堀江貴文著『多動力』

その通りすぎるんですよねぇ…。相手が今どんな状況か分からないのに、一方的に時間を奪う、傍若無人な行為ですからね。

今の時代、メールやらFacebookのメッセンジャーやらLINEやらTwitterのDMがあるんですから、それで十分ですよね。自分のタイミングで連絡できるし、相手のタイミングで確認や返信ができますから。

こういった「非同期通信」こそ、インターネットの発展がもたらした恩恵ですし、活用する他ないですよね。便利な世の中です。

電話や会議っていちいち録音しておかないですよね。そのため、そこでのやりとりは記憶にしか残りません。人間の記憶力なんて高が知れているし、自分に都合が良いようにねつ造しがちなので、あてになりません。

一方、オンラインでのやりとりは全て残ります。

LINEでやり取りしていれば、メモを取る必要はありません。Skype会議であれば、議事録を作らなくて良いし、移動時間も交通費も不要です。

「電話禁止」「対面での会議禁止」にすれば、かなり効率が上がると思います。『働き方改革』の観点からも、良い成果が出そうですね。

会話できる分、電話の方がニュアンスは伝わりやすいのは確かですが、「メールも便利だけど電話や対面でしか伝わらないこともある」という考え方は、思考停止だと考えます。

堀江さんは「電話に出ないキャラ」を徹底しているし、ライブドア時代は隣の秘書とすら会話せずメールで処理していたそうです。

それでもバリバリ仕事を回しているのは、細かいニュアンスを文字だけで表現し、文字だけからそれを読解するスキルがずば抜けているからだと考えています。

文章表現が秀逸であればLINEだけで伝えられるし、読解力があれば意図を汲み取ることができます。そのスキルさえあれば、自ずと会話は不要になりますからね。

私たち人類に最も必要なスキルはそれなのかな、と最近よく思います。読み書きの勉強は一生モノですねぇ。

この記事で引用した節の締めくくりのチェックリストが目からウロコでした。

◻︎ 今日の着信履歴を見てみよう。
◻︎ そこに並ぶ人たちが「あなたの時間」を奪った犯人だ。
◻︎ もう犯人からの電話に出ることはやめよう、気がついたら人生丸ごと奪われる。
◻︎ ちなみに、発信履歴はあなたの被害者リストだ。
引用元：堀江貴文著『多動力』

この記事で紹介した節の他にも「大事な会議でスマホをいじる勇気をもて」「すべての仕事はスマホでできる」「小利口はバカには勝てない」など、考えさせられる内容ばかりです。

『多動力』はマジでオススメなので、ぜひ読んでみてください。