Twitter(SNS)は人の心の声(本質)を映す鏡

スルメロックさんのマンガから、日々インスピレーションが湧いています。読めば読むほど考えさせられます。まさに「スルメ」ですね。

このマンガは、インターネットが人の心の声を浮き彫りにしていることを示唆しています。

その火付け役となったのは、皆さんもご存知の「2ちゃんねる」でしょう。

匿名性オンライン掲示板の出現によって、礼儀礼節や建前などの社会のしがらみが払拭されたピュアな心の声が浮き彫りになりました。

面と向かっては言えない言葉が、インターネットを通すことで難なく言えるようになりました。

個人的な感覚としては、「心の声がダイレクトに発信できるようになった」とでも言いましょうか。

不純物が混ざることなく、その人の本質を露わにするのが、インターネットの魔力です。

このことから、「Twitter(SNS)は人の心の声(本質)を映す鏡」と発言しました。

人懐っこい人はネット上でも人懐っこく振る舞いますし、

めんどくさい人はネット上でもめんどくさい人ですし、

他人に興味がない人はネット上でも他人に興味を示しません。

こうして人間の本質が浮き彫りになり、同時に人間の価値が手に取るように分かるようになりました。

ただ、インターネットは人の心の声(本質)を映す「鏡」でしかありません。つまり、心の声の外側しか映らないんです。

ネット上で人懐っこい人は、心の中で「ウザ絡みになってないかな」と心配しているかもしれませんし、

ネット上でめんどくさい人は、普段は真面目で仕事と家庭を持って色々と我慢している人かもしれませんし、

ネット上で他人に興味を示さない人は、「きっと迷惑だから」と相手のことを考えすぎてしまう優しい人かもしれません。

インターネットは人の心の声(本質)を映す鏡ですが、鏡に映るのは外側だけであり、内側は本人しか知らない世界です。

しかも、アウトプットがヘタな人は鏡自体が曇っていて、外側すら鮮明に映りません。

このように、鏡には外側しか映りませんし、そもそも鏡が曇っていることもあります。

それを考慮して、人を心の声の外側だけで判断するのではなく、その真意を知るために相手の思考や意図を考えましょう。

それが「文脈を読む」「行間を読む」「意図を汲み取る」ということです。

外側にも内側はある程度は現れますが、判断材料としては不十分です。

それでも、スーツを着ながら会社での仕事中の発言と比べれば、その人の心の声がより鮮明に映っているのは明らかですけどね。