「車内土足禁止」とかいう最凶の自分ルールの押し付け
「車内土足禁止」というルールを設定している人がいます。
「俺の車には土足では上がらせねぇぞ!」っていう人のことです。
自分はまだ人生の中で1人しか出会ったことがありませんが、車の中では靴を脱ぎ、車内をキレイに保っている人が一定数は存在していることを認識しています。
別にこれに関しては、とやかく言うつもりはありません。
個人の所有物の運用に関しては、他人が口出しする筋合いはありませんからね。
ただし、家族や友人など、他人を乗せることがある場合は要注意です。
ヘタすると「車の中は土足禁止」というルールによって、仲間を失いかねません。
「車の中は土足禁止」は周囲に自分ルールを強いる行為
個人の所有物とはいえ、不特定多数の友人・知人を乗せるマイカーは、いわば身内限定の公共交通機関です。
そこに所有者のあなたの「傷つけたくない」「汚したくない」という思いから『車内土足禁止』というルールを設定するのは、友人・知人にもそれを強いることに同じです。
まぁ、あなたの車なので誰も文句は言わないでしょう。
ただ、自分以外の誰かを乗せることがあるのであれば、「車内土足禁止」というルールは『他人に自分ルールを押しつけること』であるということは、認識しておきましょう。
言うまでもなく、自分ルールを他人に押しつける人は、総じて「めんどくさい」んです。
「あいつの車は土足禁止でめんどくさいから誘わんどこ」って具合にハブかれてしまうリスクは、どうしても生まれますからね。
靴の脱ぎ履きって意外とめんどくさい
靴の脱ぎ履きって、意外とめんどくさいじゃないですか。
ハイカットのスニーカーとか、ブーツとか、革靴を履いている時なんかもう、死ぬほどめんどくさいです。
個人的には、たとえ脱ぎ履きが簡単なサンダルだったとしても、めんどくさいと感じてしまいます。
飲食店で座敷席が好きな人がいますが、自分には理解できません。なんでわざわざ靴の脱ぎ履きが必要な席を好むのか…。
本来は土足のまま乗るはずの車なのに、靴の脱ぎ履きを強いられてしまったら、めんどくさすぎて発狂してしまいそうです。
個人的には、二度と車出しはお願いしないですね。
「傷つけない」「汚さない」ために不便に使うのは本末転倒
ずーっと思っていることなのですが、「大切にする」ことを『傷つけない』『汚さない』ことだと勘違いしている人がいます。
個人的には、これに違和感があります。
だって『傷つけないように』とかに気を遣いすぎて、思う存分ガシガシ使い倒すことができてないってことですよね?
そんなに気を遣ってたら、本来の楽しみ方は、とてもできません。本末転倒です。歪んだ愛情表現の1つですね。
たとえば、せっかくデザイナーやエンジニアが魂こめて薄くカッコよく仕上げたスマホに、馬鹿でかくて分厚いケースをハメて、保護フィルムを貼った状態で使っている人とかですね。
本来の薄さやカッコよさは楽しめない状態ですからね、あれ。スティーブ・ジョブズが生きていたら、ゴミを見るような目で見られますよ。
(自分も落として壊れるリスクを軽減させるためにケースは使ってますが、本当は外したい…。)
車も同じで、「土足禁止」のルールを設定してしまったら、せっかく移動を快適に・便利にしてくれる乗り物に『靴の脱ぎ履き』という余計なオプションがついてしまいます。
そんなめんどくさいことを毎回しなければならないなんねぇ…。車に乗ることのメリットが軽減されてしまいますよ。
それでもあなたが「土足禁止」で乗り続けるって言うんだったら、別に止めませんけどね。ドMだなぁ、とは思いますが。
結論:「車内土足禁止」は否定しないけど、めんどくさいなーとは思う
「車内土足禁止」のルール自体は否定しません。
別に個人の所有物をどう扱おうが知ったこっちゃないし、その人の自由ですからね。
ただ、周りにそういう人がいたら、どうしても「めんどくさい奴」のレッテルを貼ってしまいますね。
個人的には二度と車出しをお願いしないし、遊びにも誘わないかなぁ。無自覚でも自分ルールを押しつける人って、めんどくさい場合が多いですからね。
とまぁ、こんな感じで仲間を失ってしまうかもしれないので、「車内土足禁止」ルールを設定する際は、くれぐれも慎重に考えてみてください。
土足禁止にするくらいだったら、いっそのこと「誰も乗せない」くらいまで突き抜けちゃえばいいんじゃないですか?