リスクを取らないリスクを考えて、安全圏から抜け出す勇気を

たとえ感動してやる気になっても、所詮は安全圏からの高みの見物なので、結局は感動しただけ、やろうと思っただけで終わってしまいます。

風呂に入ってウンコして寝れば、翌朝にはその思いは綺麗さっぱり忘れてしまいます。

安全圏からでは、どうしても他人事になりがちです。動かなくても今まで通りの生活が続いていくんですから、本気になれないのは当たり前ですよね。

そして平凡な生活のまま、一生を終えることになります。

そんなことは誰もが分かっていることなのに、なぜ人類の99.9%は平凡な生活を選択しているのでしょうか。以下に続きます。

安全圏を抜け出すのは「怖い」

そう、安全圏を抜け出すのは「怖い」んです。

みんながみんな、自分の生活を守るのに必死なんですよね。

不満はあるけど不足はない今の生活(=ぬるま湯)に長いこと浸かりすぎて、そこから出て寒い思いをするのも、それ以上熱いお湯に入るのも、億劫になっている状況ですね。

PVマフィアのアニキがおっしゃる通り、そんな時に「進むことの利点」「進まなかったことのリスク」を考えて天秤にかけるのは、ぬるま湯から出るための第一歩ですね。

リスクを取らないリスクも恐ろしいですからね…。

自分もちゃんと考えよう。…ってか、考えるまでもなく、そして天秤にかけるまでもないことは、とっくに分かってるんですけどね。

「20代のうちにぬるま湯から飛び出すことのメリット」と「ぬるま湯に浸かりながら20代を終えることのリスク」を天秤にかければ、どちらが掲げられるかなんて明白ですよね。

手に入れる為に捨てるんだ 揺らした天秤が掲げた方を
こんなに簡単な選択に いつまでも迷う事は無い

出典:BUMP OF CHICKEN「同じドアをくぐれたら」

ユグドラシル

ユグドラシル

それでもやっぱり動かない、というか動けないんですよね。分かります。自分もそうです。

それは何故なのか?これまた分かりきっていることだと思いますが、以下に続きます。

分かっていても勇気がない時に、果たしてここは本当に「安全圏」なのか?を考える

そう、我々は変わる「勇気」がないんです。

安全圏にいるからこそ、今持っているものを失うのが怖くて、なかなか勇気が出ないんですよね。

「失敗するかもしれない」
「破産するかもしれない」
「家族を失うかもしれない」

車の免許を取る時に習った「かもしれない運転」のごとく、こういった思考が自動的に働いてしまいます。

こうして守りに入ってしまい、勇気が出ずに動けなくなってしまった時には、「安全圏」そのものを疑ってみるのは良い習慣だと思います。

時代や自分のやりたいことなんかを総合的に判断して、自分にとっての「安全圏」は本当に安全なのか?を疑ってみるのは大切ですね。

堅牢なマンションかと思っていたら、実は手抜き建築かもしれませんからね。

今回の話に併せて、ホリエモンチャンネルの動画もオススメなので、興味がある方はぜひご覧ください。

「持ち家」「結婚」「子育て」など、見栄やプライドから生まれる常識を取っ払えば、きっと勇気が湧いてくるはずです。

「辞める」のは行動力の表れ。必ずしもネガティブな意味とは限らない

学校や会社を「辞める」ことをネガティブな意味で捉える風潮が苦手です。

そもそも「辞める」という選択は、その後の人生を大きく左右する場合もありますし、今までの生活が圧倒的に変わるので、相当な勇気が伴います。

つまり、「辞める」ことができるのは『行動力』と『決断力』がある証拠です。

1日で会社を辞めた人を「意気地なし」と叩くオッサンがいますが、あれは間違っているんですよ。

だって、たった1日で「その会社での自分の将来性」に見切りをつけて、「普通の会社員としての人生」を捨てて生きていくことを選択したんですよ?

10年以上も同じ会社でくすぶっている時代遅れのオッサンと比べたら、本当はどっちが意気地なしかなんて…、言わずもがなですよね。

成功する人には「辞める」経験がつきものです。

ホリエモンも大学を中退しているし、バンプの藤くんも高校を中退しているし…。

著名人のプロフィールを見ると、中退や転職の経験者がかなり多いことが分かります。

「辞める」勇気を持っている人は強いんですね〜。尊敬します。

まとめ:安全圏から抜け出すための思考

今回の要点を箇条書きでまとめます。

安全圏から抜け出すための思考

  • 安全圏から抜け出すメリットを考える
  • 安全圏に居座るリスクを考える
  • 安全圏が本当に安全なのか?を考える
  • くだらない見栄やプライドを取っ払う

時代は常に動き、変わっていきます。

その変化に順応する勇気を持って、今を生きていきましょう。