横柄な態度や言動による精神的苦痛は定価に含まれていない。経営者はそいつらを「客」と認識するな!

こういう感覚はメチャ大切ですね。

当たり前のことですが、お店のスタッフはロボットではなく、人間です。

これまた当たり前のことですが、人間には心があるので、横柄な態度や乱暴な言動によって傷つきます。

「金払ってるから」と吠えるアブラギッシュなオッサンがたくさんいますが、品物の代金にはアンタから受けた精神的苦痛の分は含まれていないですからね。

もしそれが代金に含まれていたとしたら、その店は「客はスタッフに精神的苦痛を与えるクズだ」って言ってるようなものですからね。そんな店、あると思います?w

代金には「座席やトイレをきれいに保つ」「美味しい料理を提供する」「笑顔で接する」「元気に挨拶する」などのサービス料は含まれていますが、それ以外は知ったこっちゃないんですよ。

こうやって少しでも考えれば「金払ってるから」理論が意味不明なのは明白なのに、なんでそんな当たり前なことが理解できないのかなぁ。ヤキモキします。

「おい」「来ねぇんだけど」「まだか」「頼んでねぇだろうが」といった礼儀礼節を欠いた暴言は、理不尽にスタッフの心を傷つけられるので、お店にとって損失でしかありません。

それを心得ているコンロ家さんは、スタッフを大切にしていることが伺えますね。社員は会社の財産ですからね。

客の勝手でキズモノにされたら困ります。ってか怒ります。

駐車場に車を停めておいて、乗ろうとした時に擦られていたら怒りますよね?それと同じです。それが普通の感覚なんです。

「お客様は神様ではありません。また、当店のスタッフはお客様の奴隷ではありません。」という思考は、経営者の鏡だと思います。社員は安心して働けますよね。

反対に「お客様は神様だ!」「全てはお客様のために!」という思考を持った経営陣の率いる会社からは、社員は大切にされていることを肌で実感できません。

その結果、自ずと社員が去っていくんですよね。思考と方針は絶対的にリンクしますから。

結論:お客様本位の働き方は止めよう

「お客様は神様だ!」という古くさいブラックな思考は払拭しましょう。

サービス(金額)の域を超えた行動や言動によって不利益をもたらすような奴らは、客ではありません。

「そんなこと言ったって、そういうお客様からの利益も入れないと会社が潰れちゃうし…」とか言ってる人は、経営者失格です。

「お前らなんて客じゃねぇ!うちの大事な社員を攻撃する奴らなんて、こっちから願い下げだ!」と突っぱねても、他のところから利益を上げられるくらいじゃないとねぇ。

会社の財産である社員を傷つけてまで目先の利益を上げたところで、それは長続きしません。むしろ、最終的には損失になります。

経営者は「お客様は神様だ!」という思考を払拭して、さらに社員の心の声に耳を傾ける必要があります。それが経営者としての「資産運用」ってもんです。

会社勤めによって精神的に病んでしまったり、過労死してしまった人は、その「資産運用」が上手くできない経営者の被害者なんですよね。