ポジショントークはただの言葉の暴力だから気にせずスルーすればいい
「強くなきゃいけない」とか「死ぬほど頑張らなきゃいけない」とか「夢中にならなきゃ」というような言葉遣いって、力はあるけどその力ゆえに、たくさんの人を諦めさせたり、舞台から降ろさせているともおもう。だからぼくは、いや気づいたらここにいました、案外楽しいですとゆるゆる言い続けたい。
— たられば (@tarareba722) 2018年11月1日
これは本当にその通りですね…。素晴らしい心がけです。自分もゆる〜い雰囲気の人を目指します。
確かにある界隈で力がある人の力がある言葉は、その界隈にいる人の心理的負荷を高めてしまいます。
たとえばギターのうまい人が「毎日弾かないとダメ」「俺は1日18時間弾いてる」「楽しくなければ向いてない」なんて発言したら、ギターを始めたばかりの人は尻込みしてしまいます。
そういうポジショントークって、実は言葉の暴力でしかないんですよね。
もちろん言っていることは正しいのですが、これからギターを始めようと思っている人とギターを始めたばかり人の心をブン殴っているのは事実ですから。
そもそもよっぽど運命的な出会いでもない限り、いきなり毎日長時間続けたり、努力を努力と思わないほど没頭することなんて無理ですよ。
多くの場合はやり続けていたらいつの間にかハマっていて、気づいたら寝食を忘れて毎日やっているものです。
ギターなどの楽器を練習したことがある方なら分かると思いますが、少し上達してきて曲が弾けるようになってきた頃に初めて「楽しい」と思えるじゃないですか。
あそこにいくまで、個人差はありますが数ヶ月〜1年は掛かるんですよ。自分の下手くそな演奏を延々と聞かなければならないあの期間を「楽しい」と思う人はいないはずです。
そう、ゼロからのスタートだと「楽しい」と思える境地に達するまでに、かなりの時間を要するんですよ。
そこに向かっている人に対して「楽しくなければ向いてない」なんて言うのはあんまりだと思いませんか?
ただでさえ始めたばかりで上達の遅さに心が折れかけているのに、上手い人にそんなことを言われてしまったら、簡単に心は折れてしまいます。
確かに「毎日弾かないとダメ」「俺は1日18時間弾いてる」「楽しくなければ向いてない」というのは力強くてカッコいいことを言っているように思えます。
しかしその発言の意図は自分の力を誇示したり、ライバルを蹴落とすために無意識的に行われているポジショントークであることを認識してください。
彼らは自分を良く見せることと、優秀な若い目を摘むことしか考えていません。
今はそういう声がSNSを通してあなたの目に入ってきやすい環境ですから、現代を生きるうえで彼らのポジショントークに負けない防御力を身につけることは必須ですね。
そういう発言に出会った時は、心の中で「へぇ〜、そうなんだぁ〜♪」とでも思ってスルーしましょう。その際は心の中でスネ夫のテーマ曲でも流しといてくださいw
へぇ〜、そうなんだぁ〜♪ pic.twitter.com/hPEXNzqjA3
— シナモン【公式】 (@cinnamon_sanrio) 2018年10月24日