ゲームを自分でクリアせず(できず)に動画で補完する人への個人的な意見

自分でクリアせず(できず)にゲーム実況とかの動画で物語の続きを補完することを非難する人がいますが、結論から言うと個人的にはそれはそれでアリだと思っています。

‪というのも、ゲームは映画と違って観ているだけでは先に進めません。

ゲームでは自分でキャラクターを操作して敵を倒したり、謎解きをしながら進めていかないと、物語の結末にはたどり着けません。

‪多くの場合はゲームの面白さは難易度に比例しているので、良いゲームであればあるほど結末を知るためには相応のスキルが必要です。

でもそれはゲーム初心者には技術的にも心理的にもハードルが高いんですよね。「難しそう…」という理由だけでプレイを断念する人は多いです。

このハードルの高さが、もっと世に知れ渡るべき良いゲームのポテンシャルを狭めていると思っています。

映画は最後まで観るだけで誰でも物語の全貌を知ることができますが、ゲームはそうはいきません。

映画と比べてゲームの方が何となくオタクっぽくてサブカルチャー的な雰囲気があるのは、それも1つの要因だと考えています(これはこれで良い雰囲気ですが)。

もちろん‪「繰り返しプレイして上達すれば誰でもクリアできる」という意見には賛同しますが、そもそもハードルが高くてプレイするに至らない‬人が多いんですよ。実にもったいない。

そのハードルの高さによって名作を知らないまま死んでいく人が多いくらいなら、いっそのことプレイ動画で誰でも気軽に物語の核心に触れられた方がずっと良いと思いませんか?

また、プレイ動画がたくさん再生されることで、作品的にもメリットがあります。

たくさんの人に物語の核心部分を知ってもらうきっかけになりますし、自ずとファンが増えますからね。

それに人気配信者にゲームを紹介してもらえれば、大規模な新規顧客の開拓が見込めますからね。

たとえば、今でこそ自分は『どうぶつの森』が大好きなのですが、このゲームを初めて手にとったのは人気ゲーム実況者のアブさんの動画を観たことがきっかけでした。

当時、この動画を観た直後に『とび森』を購入して、その日は1日中プレイしていました。しずえさんかわいいよ

話が逸れましたが、プレイ動画を通して作品が人気になると同時に作品の規模は大きくなりますから、続編やサイドストーリーの開発に、イベントやグッズの拡充なども見込めます。

これ、ファンにとっては幸せなことですよね?好きな作品の発展を悲しむファンはいません。

そう、プレイ動画で物語を補完する人の存在は、実は基本的に誰にとっても良いことしかないんですよ。

最終的には好きなゲームの発展につながるのに、あなたはまだ「プレイ動画で物語を補完する人」を非難しますか?

まぁ、ここまでプレイ動画で補完勢を擁護しておいたくせに、自分は自力でクリアするまでプレイ動画は絶対に観ない主義者なんですけどねw

最後に

仮にプレイ動画で物語を補完したとしても、自分は「作品をもっと好きになる」ために自力でクリアすることをオススメしますけどね。

自分の場合は、ここ最近ドハマリしているインディーゲーム『UNDERTALE』を自力で全クリしましたが、結果として作品のことがもっと好きになりました。

UNDERTALE(アンダーテイル)|オンラインコード版

UNDERTALE(アンダーテイル)|オンラインコード版

また、某最悪なルートのラストバトルで流れるあの楽曲の意味(聴こえ方)が、自力でクリアした前と後では全く異なります。

何十回も何百回も繰り返しプレイしてクリアすることで作品の世界観にのめり込むことができますし、リソースを割くことによって思い入れが強くなりますからね。

プレイ動画で補完すること自体は止めませんし悪いことだとは思いませんが、自力でクリアした方がエモいですよ、ってことは伝えていきたいし、理解していただきたい事実ですね。

「苦労してクリアした体験」って、そのまま思い出補正になりますから。人生の宝物ですよ。