ポートレート:人間性まで写り込んでいる写真って最高だと思うんだ
我ながら良い一枚だと思うの。 pic.twitter.com/TVMV2lfaQ5
— 石川和也 (@yamagatakozou) 2018年5月28日
最高の一枚です。
今年見た写真の中では間違いなく5本の指に入ります。大好きです。小一時間は余裕で見ていられますね。
「ジョージア」製カメラのファインダーを覗いている彼の人柄がよく写り込んでいる、素晴らしい切り取りです。
自然な表情や仕草からその人の人柄を写し出すポートレートが好き
その昔、「ニコン」の『D800』という一眼レフカメラを無理して購入した時は、まさにこういう写真が撮りたい、と思っていました。
自分はカメラ目線でピースしているような作り込まれた写真ではなく、自然な表情や仕草が好きなので、いつも必ず不意打ちで勝手にシャッターを切ります。
「こっち向いて〜」とか「撮るよ〜」とか、全く言いません。素人はカメラを意識することで「不自然」を演出してしまいますからね。
ふとした表情や仕草にこそ、本物の人柄が現れると思っています。優れたポートレート写真家は、その演出が上手いんでしょうね。
余談ですが、自分は「ダン和田」さんをリスペクトしています。
カメラに興味を持ったのは、このOAがきっかけでした。@hentaimimuraの感動っぷりに感動します。
自然な表情や仕草には必ず「ノンフィクションのストーリー」がある
ストーリー性のある写真が好きです。もっと具体的に言うと、「想像(妄想)する余地のある写真」が好きです。
人間をはじめ、生き物の自然な表情や仕草には必ず「ノンフィクションのストーリー」があります。
たとえば「壁にぶつかって痛かったから表情が歪んでいる」とか、「赤ちゃんをあやすために変顔をしている」とか。
それらは嘘偽りのない本物の現実であり、日常の表情や仕草は、その中で自然と生まれるものなんですよね。
冒頭で紹介した写真の彼も、普段からお茶目で愛されているキャラクターなんでしょうね。
皆が被写体に向かって自慢の一眼レフを向けて夢中でファインダーを覗いている姿を見て、
「皆楽しそうだなぁ…。でも俺カメラ持ってないし…。おや、こんなところにジョージアが!」
…っと、思わずお茶目な行動に出たのでしょうか。自分はこの一枚から、そんなストーリーを想像してしまいました。
もちろん事実とは齟齬があるかもしれませんが、その瞬間には間違いなく何かしらのストーリーがあったわけです。
それを想像して奥行きを楽しむのが、写真もといアートの醍醐味なんですよね。
日常は、くだらないけど素敵なストーリーで溢れています。
カメラはそれを写真で「かたちあるもの」として切り取ることができるんですよ。本当にいい文化ですよね。
ポートレートの唯一の弱点は気軽にSNSにアップできないこと
人物が写っている写真は、顔や体型など、個人情報が満載です。
たとえ自分の作品であっても、被写体の許可がなければSNSにアップすることはできません。
当たり前のネチケットですが、今の時代においてSNSに気軽にアップできないことは、弱点と言っても過言ではないでしょう。
だから、ブツ撮りはしても人物は撮らない人って、結構多いんじゃないかな?SNS映えどころか、アップすらままならないので。
まとめ:ポートレートとは人間性やストーリーを想像して楽しむアート!
…というわけで色々書きましたが、冒頭で紹介した写真を見たこの瞬間の興奮が冷めないうちに、記事としてアウトプットしました。
ポートレートとは「人間性やストーリーを想像して楽しむアート」です。
この記事を通して、ポートレートの魅力をより多くの方に伝えられたら嬉しいです。
ポートレートはいいぞ!
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