心の病気は同情せず理解しよう:異変を軌道修正できるのはあなただけ

壊れてしまった(壊れかけている)心は感覚がバグっているので、自分の異変に気づけないんです。

だから平気で人を傷つけたり、物を壊したりしてしまうんです。

大切な人だからこそ、あなたがその異変を教えてあげてください。あなたが壊れてしまう(壊されてしまう)前に。

早ければ早いほど、後に残る傷跡は小さく浅くなります。

逆に遅くなればなるほど、傷跡は大きく深くなり、その後の人生に多大な影響を及ぼします。

一度ついた心の傷は、絶対に完治しないんです。だからこそ、早めに治療して最小限に抑えないといけないんですよ。

「大変だったから仕方ない」「ヒドいことをされたんだからしょうがない」なんて、同情していたらダメです。

ヒドいことをされたから報復するなんて、何も進歩していないし、過去の辛い体験を現代でも繰り返しているだけです。

そもそも、どんなに辛い過去があったとしても人を攻撃するのは異常事態であり、軌道修正する必要がありますよね?

心が壊れてしまった人に同情してしまうと、本質(過去や現在の境遇抜きで今起きていることが異常かどうか)を見失います。

同情するのではなく、フラットな目線で異常かどうかを判断して、心の病気を理解しましょう。正常なあなたしか、異変に気づくことはできません。

そして異変に気づいたら今すぐに教えてあげて、病院に行くように促してください。

大切な人からの言葉は、良くも悪くも響くんですよ。その特性をフル活用してください。

目に見えないからこそ、心の病気は身体の怪我や病気に比べて軽視される傾向があります。

何度でも言いますが、心の病気は「甘え」とか「機嫌が悪い」とか、そんな次元の話ではないんですよ。

心の病気は、身体の病気でいう伝染病と同じです。

たとえばインフルエンザを発症しているのに会社に行ってしまったら、体調不良で仕事なんてできたもんじゃないし、周りの人に移してしまう(迷惑をかける)リスクだってあります。

心の病気も同じで、うつ病を発症したら仕事なんてできたもんじゃありません。

治療せずにそのまま仕事を続けたら、心が完全に壊れてしまいます。引きこもったり、身内や他人を攻撃したり、自殺したりするリスクがあります。

しかも、心の病気はインフルエンザと違って完治しないんですよ。手を打たない限り、傷はどんどん深まるばかりです。

ましてや心の病気は引きこもって親に心配や(金銭的な)負担をかけたり、攻撃して危害を加えたり、電車に飛び込んで鉄道会社から賠償金を請求されたりする可能性がありますからね。

インフルエンザや骨折なんかより、はるかに重くてタチの悪い病気であり、大怪我であることは明白です。

それなのに、まだあなたは心の病気を「甘え」とか「機嫌が悪い」とか、のんきなことを言い続けるんですか?

大切な人がヒドい目に遭っているんだから、危機感を持ってください。

こうしている間も、傷は深まるばかりです。手遅れになる前に、どうか大切な人を救ってあげてください。

繰り返しになりますが、大切な人からの言葉は、良くも悪くも響きます。

自分がブログでいくら吠えたところで、あなたの大切な人までは響きません。

どんなに優れた内容でも、伝え方や伝える人によって、相手への伝わり方は全く異なります。

誰でもそうだと思いますが、大好きな人から言われたことはまっすぐ胸に刺さりますが、嫌いな人から言われたことは素直に受け取れなかったりしますよね?そういうことです。

だからこそ、大切なあなたから大切なあの人へ伝える必要があるんです。

大切なあの人のためにも、他ならないあなた自身のためにも、心の病気には同情せず理解して、できるだけ傷の浅い状態で救ってあげてください。

自分も身近なところで、大切な人が壊れていくところを何度も見てきました。しかし当時は知識がなかったので、何もすることができませんでした。今でも後悔しています。

だからこそ、これ以上こんな悲劇を誰にも繰り返さないで欲しいんです。

大切なあの人を救うことは、あなたにしかできないんです。

このブログを通して、少しでも多くの方に行動していただけたら幸いです。どうかよろしくお願いします。