"メンバー"に違和感を覚えつつ、騒動に沸く連中について考える
一人暮らしを始めてからの朝のニュース番組は専ら「ZIP!」なので、山口達也メンバーの強制わいせつでの書類送検は割とショッキングでした。
書類送検で逮捕ではないので、容疑者呼称は使わないんですよね。だから一般的呼称のない人は結構無理やりな感じに。たとえば私だと「佐々木俊尚自営業者」になるんじゃないかな。/「山口達也メンバー」とメディアが報じる理由が3分で分かる https://t.co/jgZt2cPGRa
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2018年4月25日
こういう時って必ず、絶対に許さなかったり、「前から怪しいと思ってた」と言い始めたり、ネタにして叩き続ける人が"突発的に"沸きますよね。センテンススプリング然り。
ファンや仕事の関係者だったら分かりますが、レギュラー番組すら観ていなかった人が何言ってんの?と思います。
正義を盾にしたイジメ
ああいうのって本質的にはイジメと変わらないんですよね。
外見や行動が他人と違うことをネタにしたり、勉強やスポーツができることを妬んで嫌がらせをしたり、性格が気にくわないからと暴力をふるったり無視をしたり。これがイジメです。
対して今回のような騒動に突発的に沸く連中は、悪いことをした当人を目の敵にして罵声をSNSにアップして攻撃したり、ネタ画像や動画を量産して嘲笑の対象に仕立て上げます。
お分かりですよね?やっていることはイジメと何も変わらないんですよ。
ただ、1つだけ違うのは後者にはそこに「正義」があるということです。
当人が悪事を働いたのは絶対的な事実であり、それをバッシングするのは当然の行為で、そこには各々の正義があります。
常識的に考えて、悪を制裁するのは正義でしょう。
だからこそ、彼らは安心して攻撃を続けられるんです。正義という鉄壁の盾で自分の安全は確立されていますからね。
素手の相手に高台の上からライフルで狙い撃ちしているようなものです。
個人的にはイジメよりタチが悪くて陰湿な行為だと思っています。
現代社会の闇
みんな、ストレス解消のオモチャが欲しいんですよね。
現代社会において、「学ぶ」「働く」ということは我慢の連続ですから。
ほとんどの人は普段から我慢に我慢を重ねてそれを我慢でフタをするくらい自分を押し殺しています。
今回の騒動のようなふとしたきっかけでそのフタが外れると、内に秘めていた攻撃的な部分が露呈してしまいます。
騒動に沸く人たちは、こういう現代社会が作り出した負の感情、すなわち現代社会の闇なんですよね。
アルコール依存症こわい
身近にアルコール依存症の人がいないので知らなかったですが、こんなに恐ろしい病気なんですね。薬物と何も変わらない…。
普段はお酒を全く飲まない自分ですが、飲み会では「酒は飲んでも飲まれるな」を意識して自制していきたいと思いました。
示談が成立しているとのことですので、山口達也メンバーにはアルコール依存症をしっかり治療してもらい、何らかの形で社会復帰して欲しいですね。
死んでしまったり、無期懲役や死刑になるような悪いことでもしない限り、人間は何度でもやり直すことができるんです。
ファンや仕事の関係者、そしてTOKIOのメンバーたちのためにも、アルコール依存症を克服し、正義の盾を持つ者の攻撃を凌いで、社会復帰してください。
傍観者ながら、今朝(04/27)の「ZIP!」の桝太一アナからの報告は辛かったですよ…。