36時間労働で過労死した若者に見る収益型殺人社会の闇
痛ましい労災が発生してしまいました。
このニュースを知った時、自分は気が気ではありませんでした。
なんてったって、自分も同じ週に32時までの徹夜勤務をしていましたからね。そして、自分も頭が痛いです。怖いなぁ…。
32時くらいまで作業して帰宅。マックグリドル初めて食べたけど、あんまり好みじゃなかった…。 pic.twitter.com/RbnLtFoYKc
— シュウヘイ (@lrg_shuhei) 2018年5月15日
歳も同い年か1つ上の方で同じ業界の方だったので、割と同じ境遇なのかもしれません。
ご冥福をお祈りするとともに、この痛ましく辛い過去を繰り返さないようにするのが、今を生きている我々の使命だと考えています。
たぶん過労死って突然やってきてポックリ逝ってしまうんだと思う
これはあくまでも個人的な憶測ですが。
そうでもなければ「死にそう!」なのを察知して会社をサボるor辞めるなり、誰かに助けを求めるなり、何かしらの命を守る行動を取るはずですからね。
だからこそ過労死が後を絶たないのは、それを察知する間もなく突然やってきてしまうものだからなのかなぁ、と思うわけです。
「週末は趣味全開で過ごそう」「これを乗り切ったら実家に帰ってゆっくりしよう」といった希望の光も、見事に打ち砕かれてしまうんですよね、きっと…。
疲れる前に休んだ方がパフォーマンス上がるし、それが当たり前にならなければ残業や過労死は永遠になくならない
マラソン選手なんかは喉が渇いてから給水するのではなく、走る前から給水ポイントが決まっていたりするものです。「疲れたから休む」のではなく「疲れる前に休む」。みなさん、休息も計画的に。 https://t.co/d6gGRlxC7B
— 菊地(昭和55年) (@satoshi198006) 2018年5月17日
そもそも「疲れたから休む」って発想が間違っているんですよね。休むのは本来「最高のパフォーマンスを維持する」ことが目的です。
「疲れた」状態ってのはポケモンでいう「まひ」状態と同じです。
まひ状態では、1/4の確率で技が出せず、すばやさが1/2になってしまいます。
それと同じように、疲れた状態ってのは思考能力や判断力が失われてしまうので、圧倒的にパフォーマンスが悪いんですよね。
だから「疲れたから休む」なんてのは非効率であり、間違いなんですよ。
まひ対策には事前にポケモンに「クラボのみ」を持たせるように、疲れる前に「休息」を取ることが大切です。
非効率かつ現状に疑問すら抱かない思考停止な働き方で疲れるまで仕事をしている、もしくはそういう仕事を強いるからこそ、この世から残業や過労死がなくならないんですよね。
特に日本は有休を取りにくい空気を作った愚かな先人たちのせいで、休むことに対するハードルが非常に高いです。それも若ければ若いほどに。
彼らの罪はカビゴンより重いぞ。マジで。
人間が過労死してしまう可能性のある収益システムを運用している会社こそ社会の闇
裁量労働制で過労死した若者、「36時間ぶっ通しで働いた」みたいなツイートしてたんだな。過労死ってのは、人間にそういう働かせ方をするシステムを作って利益を得てる人たちがいる点で、個人の衝動的な殺人なんかよりずっと邪悪なものだと思う。
— シュナムル (@chounamoul) 2018年5月16日
深く考えさせられるツイートです。
ご指摘の通り、過労死するような働き方を運用してそれで利益を得ている人がいるのは事実であり、それこそが社会の闇だと思っています。
考えるほどに切ないですが、可能性的な意味だと、99.9%の会社は社会の闇に当てはまってしまうのが現状です。
「収益型殺人社会」とでも言いましょうか。誰かが利益を得る代わりに、誰かが死ぬかもしれないんです。それが無意識的に行われているなんて、なんとも「邪悪」な社会ですよね。
結論:今を生きる自分たちが新しい社会を作ろう
たぶん今のおっさん世代は完全に闇に染まっているので、救いようがないでしょう。つまり、現状の社会の中で生きるのはオワコンであり、自殺行為です。
じゃあどうするか?といえば、自分たちで新しい社会を作ってその中で生きていくしかないんですよ。
『インベスターZ』という漫画の中の「古い人が死なないと新しいものは生まれない」という名言の通りです。
参考:投資漫画「インベスターZ」名言紹介 『古い人が死なないと新しいものは生まれない』 - Tosaka Naoya の稼ぎ方改革
間違った考え方の人がいる限り、社会の闇は消えません。
であれば、我々若者は早々にその社会から切り上げて、代わりに新しい社会を作ってその中に身を置き、闇が終焉を迎えるのを見守るのが最適解なのかな、と思っています。
そうでもしない限り、自分も闇に染まって次の世代に同じ災いをもたらすか、自分が身を滅ぼしてしまうか、という最悪のバッドエンドを迎えてしまいますからね。
新しい社会を作ってその中に身を置いている人の具体例を挙げるとすれば、「ブロガー」「アフィリエイター」「YouTuber」「プロゲーマー」あたりでしょうか。
彼らは社会の闇から抜け出して、おっさんたちの手の届かない独自の社会を築いて生活しています。
既存の社会に身を置くことは、今の時代では得策ではないでしょう。先人の闇に毒された世代(40代以降)がウジャウジャいますから…。
自分も少なくとも、それを「収益型殺人社会」と称してしまうくらいには、命の危険を感じています。
お金がもらえても死んでしまっては意味がないし、死ぬリスクを背負わせて人間を働かせることで利益を得ている人間がいる社会なんて、マジでクソ喰らえです。
とりあえず、いつでも逃げられる準備はしておいて損はないでしょうね。具体的には、1年は働かなくても生きていけるくらいの資産を蓄えておくとか。
命より大切な利益はありません。
当たり前のように動いている社会が、実はそれを無視した収益型殺人システムであることに気づいてください。
その上で、皆でそこから逃げ出しましょうか。