仕事優先でプライベートが搾取されるという日本の闇
ぼく「急で申し訳ありませんが明日有休をいただきたくて...」
— つくしぃ (@tukushibou) 2018年8月20日
部長「明日の会議はどうするの?休む理由は?」
ぼく「実は...甲子園の応援に行きたくて...」
部長「秋田出身だもんな!!吉田くんすごいよね!!会議は大したことしないからいいよ!!全力で応援してこい!!」
部長、愛してるぜ
素晴らしいツイートですが、こういうツイートが20万いいねを超えることに、日本の闇を感じます。
もしこのエピソードがどこの職場でもよくある当たり前の日常だったとしたら、このツイートはここまで拡散されなかったことでしょう。
ところが、実際は20万いいねという驚異の拡散力を持ったツイートになっています。
…ということは、このエピソードが「いいね!」と思ってしまうほど、日本人は自分の感情を押し殺しながら仕事をしていることが伺えます。
もしこれが当たり前の日常だったとしたら、誰もが「へぇー」「ふーん」「よかったね」としか思いませんからね。
全てが仕事優先な日本の働き方に疑問を覚える
お金を稼いでいる以上は、我々社会人は皆プロです。
その仕事でお金を貰っていることから、常に向上心を持って自覚ある行動を取ることは、社会人の基本です。
その前提があるとしても、全てが仕事優先な日本の働き方は、どこかイビツで違和感があります。
「誰よりも早く来て最後に帰るのがカッコいい!」「お客様は神様だ!」「サービス残業・休日出勤上等!」といった、日本独自の思考があります。
あれって、全てが仕事優先な日本の働き方によって生まれた悪しき風習なんですよね。
普通の会社員であれば、朝の準備や通勤の時間を含めると、少なくとも1日の3分の2くらいは、仕事の時間なのではないでしょうか?
それにライブに行きたかったり、スポーツ観戦をしたかったとしても、大事な会議や出張と被ってしまったとしたら、それを我慢せざるをえません。
ずーっと思っているのですが、それって本末転倒なんですよね。
仕事とは本来「人生をより豊かに過ごすため」にすることです。決して「生活のため」にすることではありません。
それなのに、仕事のために「人生をより豊かにするため」にライブに行ったり、スポーツ観戦をしたり、夜更かししてゲームすることを蔑ろにするなんて…、まさに人生の無駄遣いです。
一度きりの人生なのに、本当にやりたいことを我慢しながら仕事するなんて、本当にもったいないと思いませんか?「消耗」とはまさにこのことです。
会議や出張の日程調整の際には「その日は大好きなバンドのツアーファイナルに参加するんです!」「サッカーの試合があるんです!」と気軽に言い合えた方が、絶対に楽しいですよね。
我々の力で、そんな世の中にしましょうよ。これも働き方改革の一環として実施するべき課題の1つです。
あとがき:仕事もプライベートもゆるくありたい
この記事に関連する内容で、田中泰延さんが素敵なツイートをされていたので紹介します。
髪切る予約、ネットでみたら4時が空いてたのでそこに入れたら電話かかってきて、すみません5時でおねがいしますって無理やり変更された。決勝戦観る気まんまんやないか
— 田中泰延 (@hironobutnk) 2018年8月21日
延長になったら、シャンプーの調子が悪いので6時からでお願いします https://t.co/coGiRcTVyg
— ばぎい (@buggitaro) 2018年8月21日
そうそう!日本人の働き方は固すぎるので、こんな感じのゆるさが必要なんですよ。そして、それが当たり前になるべきです。
時間にルーズなのが当たり前な国もあるんですし、日本も良い意味でそれをパクって楽しく人生を謳歌できたら素敵ですよね。
繰り返しになりますが、我々の力で、そんな世の中にしましょうよ。カツカツするより、ゆるゆるの方が楽しいですよ、絶対に。