謙遜は誰かをバカにする愚行だから今すぐ止めろ

謙遜が美徳とされる空気ってありますよね。

褒められたら反射的に「いやいや、そんなことないっすよ!」と返したり、謙遜しなかったら「否定しろよ!」とツッコミが入るのは、よくあることです。

この謙遜至上主義について、自分はクソ食らえだと思っています。

あなたが当たり前のように謙遜することで、他の誰かが傷ついたり、腹を立てることだってあるんですよ。

というわけで今回は、謙遜がどれだけ不毛で愚かな行為であるかということを書いていきます。

謙遜することで誰かが「バカにされた」気分になることがある

謙遜とは、自分の能力や価値を低く評価することです。

その能力や価値は、数値は違えど誰もが持っています。

年収・PV・フォロワーなど…。例を挙げればキリがありませんが、これらは全て誰もが持っている能力や価値です。

そんな誰しもが持っている能力や価値を、他の誰かより優れているあなたが謙遜することで、何が起こるか分かりますか?

そうなんですよ。自分より能力が低い人も含めて、低く評価することになるんです。

たとえばフォロワー1,000人の人が「いやいや、1,000人なんて全然っすよ」と謙遜するのをフォロワー100人が聞いたら、間接的に「バカにされた」印象を受けるでしょう。

「自分なんてフォロワー100人もいないのに…」
「は?フォロワー100人の俺をバカにしてんのか?」

…といった具合に、あなたが謙遜することで誰かが傷ついたり、腹が立ったりすることがあるんですよ。

このように、謙遜は意味のない悲しみや争いを生む引き金になりかねません。

だからといって驕るのは間違っている

謙遜すると意味のない悲しみや争いを生むことを理解していただけたあなたに伝えたいのが、謙遜の反対は驕ることではないということです。

驕った態度を取る人は、それだけで人を不快にします。

聞かれてもいないのに「俺はフォロワー1,000人だぜ!スゲーだろ!」と自慢したり、「俺よりフォロワー少ない奴は俺より劣っている」と決めつけられるのは、とんでもなくウザいです。

驕った態度を取ることで人を見下すようになりますし、優越感の快楽から抜け出せなくなります。

優越感というのは麻薬のようなもので、強い快楽がある代わりに、全てを失います。

優越感は現状に満足している時にしか得られません。

その快楽に溺れることで向上心を失い、思考が停止して、それ以上の成長はありません。

繰り返しになりますが、謙遜の反対は驕ることではありません。

そこを勘違いしてしまうと優越感という麻薬の中毒者になって一生を棒に振るので、注意してください。

謙遜せず驕らず淡々と事実を述べればいい

謙遜することも驕った態度を取ることも間違っている。じゃあどうすればいいか?

その答えは超シンプルで、淡々と事実を述べるだけでOKです。

過小評価したり脚色を加えることは一切せず、自分の能力や価値を当たり前のことかのように伝えるだけでいいんです。

え、「そんなことをしたら嫌味に聞こえるだけだ」って?

いやいや、そんなことないんですよ。

たとえばホリエモンこと堀江貴文さんはこの手法を取り入れていて、

「僕はTwitterのフォロワー300万人ですけど、〜」
「東大をやめて起業してから今まで年収1,000万円を下回ったことは一度もない」

…のように、ものすごい事実を極めて淡々と話します。

でも全然イヤミっぽくないし、むしろ「スゲー!」「カッケー!」「アッー!」とホリエモンに憧れる人が後を絶ちません。

これはなぜかというと、先にも書いた通り「淡々と事実を述べている」からなんです。

誰でも分かると思いますが、Twitterのフォロワー300万人というのは天文学的な数値です。お金に換算したら数百億円単位の財産でしょう。

でも彼はそれを誇張するでもなく、それに満足して驕った態度を取るでもなく、ただ事実として淡々と「僕のフォロワーは300万人」と述べるんです。

こうすることでイヤミな印象は全く受けませんし、当たり前のことかのようにサラッと凄いことを言ってのけることで「この人スゲー!」と、多くの人に憧れられる存在になります。

ホリエモンのような偉大な人は、自分に自信があるから謙遜しないですし、現状に満足しないから驕った態度を取らないんですよね。

自分に自信を持ち、現状に満足しないスタンスを取るだけで、周囲への配慮とセルフブランディングが両立できます。

…どう考えてもカッコいいですよね。

ぜひ今この瞬間から、謙遜せず驕らず淡々と事実を述べてください。

結論:淡々と事実を伝えることが誠実かつ配慮ある対応

今回の要点をまとめます。

まとめ

  • 謙遜ダメゼッタイ
  • 謙遜とは自分の能力や価値を低く評価すること
  • 謙遜することで誰かを巻き込んで低く評価してしまう
  • その結果、誰かが傷ついたり腹を立てたりする
  • 驕るのもダメゼッタイ
  • 驕った態度はウザいしキモい
  • 驕った態度は現状に満足している証拠
  • 現状に満足して優越感の快楽に溺れると向上心がなくなって一生成長しない
  • 淡々と事実を述べるのがカッコいい大人の対応

謙遜や驕った態度は事実に脚色を加えるので、発言には少なからずウソが混ざります。

ウソをつく(事実や本心を曲げて発言する)のは不誠実な態度の表れです。

場合によっては誰かが傷ついたり腹を立てたりしますし、ウソをつく人に憧れる人はいません。

だからこそ、淡々と事実を述べることが大切ですね。

余計な波風を立てないためにも、カッコいい人になるためにも。淡々と事実を述べることこそが、誠実かつ配慮ある大人の対応です。

スマホとSNSを使えばいつでもどこでも気軽に発言できる時代だからこそ、淡々と事実を述べるスキルは大切ですね。