教育現場の熱中症問題をゲームで痛烈に表現したツイートがすごい

出典:ミノ駆動 on Twitter: "熱中症… "

これ、メチャ感動しました。

平成も終わろうとしているのに、こういう昭和の概念を押し付けている教育現場って、まだまだ多いんでしょうね。

このゲームの秀逸な点をまとめます。

1.古くさい根性論の押し付け

教師「健康のために子供は汗をかくものだ!」
  「そうやって強くなるんだ!がんばれや!」
  「軟弱だぞ!気合いと根性でなんとかしろ!」
  「それに比べてお前らは弱すぎるぞ!」
  「エアコンなんぞ入れたらお前らがひ弱になるわあああああああ!!!!」

出典:ミノ駆動 on Twitter: "熱中症… "

ゲームだからといってデフォルメしているわけではなく、こういうことを平気で言ってのける脳筋狂師って、まだ普通に生息してるっぽいですからね…。

許されませんよねぇ。マジで。心の底から軽蔑します。

2.生徒たちの名前が猛暑地帯

動画をご覧になった方はお気づきかと思いますが、生徒の名前が猛暑地帯の地名になっています。

岐阜県多治見市:40度超え
群馬県館林市 :39度超え
岐阜県美濃市 :40度超え
愛知県豊田市 :39度超え、小1死亡

生徒の中にはきっと、熊谷君青梅君もいますよね。

3.戦闘シーン

何より戦闘シーンが秀逸ですね。

生徒がどんなに正しいことを言っていても、しかたなく強硬手段をとったとしても、脳筋狂師は聞く耳を持たないところが、痛烈に描かれています。

また、アイテムの表現がメチャ有能ですね。

「経口補水液」と「氷枕」はHPを50回復し、「エアコン」はHPを500回復するのは、本当に巧いなぁと思いました。

そして、エアコンを使うと「エアコンなんぞ使うなあああ!!!」と、経口補水液を飲むと「誰だ勝手にジュースを飲んだやつはあああ!!」と吠える脳筋狂師。完璧ですね。

4.ちゃっかり体育教師はエアコンが完備された部屋の中にいる

よく見ると教師は、エアコン完備の職員室?の中にいます。

自分は安全地帯にいながら、昭和の常識を現代に持ち込んでその価値観や体験を押し付けるような、何も進歩していない老害が的確に表現されています。

彼らにこのツイートが届けばいいんですけどねぇ。

ネットリテラシーが低すぎて、到底たどり着けないでしょうけど。

仮にTwitterなどのSNSを利用していたとしても、クソリプを飛ばすのに忙しくて気づかないんでしょうね。…切ないなぁ。

最後に:ゲームは現代アートにふさわしいキャンバスだ

いやぁ、素晴らしいですねぇ。こういう作品は現状の通り、「アート」として世に出回るべきです。

優れたアートがバズるのは偶然ではなく必然、ということですね。バズるべくしてバズっています。

このツイートを受けて、「ゲーム」とは現代アートにふさわしいキャンバスということが理解できました。

個人的にミノ駆動さんの作品は、個展を開いて金とって人に見せられるレベルだと思います。