他人の成功が幸せになるのは自分が幸せになってから。妬んでしまうのは当たり前

この感覚は素晴らしいし、自分もそうなりたいのですが、ある程度の成功体験が蓄積されていないとこの境地に達するのは難しいんですよねぇ。

普段テストで0点を取っているのび太が、100点を取った出木杉くんを見て「幸せ」と思えるはずがありません。

自分が一定の水準またはそれ以上に達しているからこそ、他人の成功を幸せに思えるんです。

これが「余裕」の正体です。

のび太は0点ばかり取っていて、ジャイアンとスネ夫にはイジメられ、パパとママには怒られて…。承認欲求が満たされない状態ですから、全く余裕がありません。

そんなのび太が100点を取り続けてしずかちゃんに褒められる出木杉くんを見たら「なんだよ出木杉のヤツ!」と妬んでしまうのは当然です。

ただ、最初は誰でも0点からのスタートであることを忘れてはいけません。

出木杉くんも最初から100点が取れたわけではありません。勉強したり塾に行ったりして、できる限りの努力をしたからこそ、彼は100点を取れるようになったんです。

憧れのあの人も、はじめは自分と同じく何もできなかったんです。0点を1点に、5点に…、少しずつ出来るようになったんですよ。

多くの人が、0点を1点にする過程で挫折してしまいます。だからこの世はのび太くん(一般庶民)ばかりで出木杉くん(富裕層)が少ない。実にもったいないことです。

もちろん自分ものび太くんですので、月商1,000万超えのブロガーやツイートが数万RT・いいねを超えるインフルエンサーには、どうしても「悔しい」気持ちが芽生えてしまいます。

でも、それは彼らが自分のしていない努力をしているからこそ生まれている格差であって、だからこそ悔しさの矛先は常に自分に向いています

0点もしくは1〜5点しか取れないような状態が続いているのは、単純に努力不足か努力のベクトルがズレているだけなんです。

そこで「自分には才能がない」と卑下するのではなく、「てめぇ甘すぎんだよ」「そっちじゃねえ!こっちだ!」と自分を正しい方向に導ける人だけが、晴れて出木杉くんになれます。

要するに「自分はダメだ」と思うな!ってことですね。あなたは死なない限りなんでもできます。

出典:ドラえもん(7) (てんとう虫コミックス)

出典:ドラえもん(1) (てんとう虫コミックス)

まだ自分が幸せになっていないんだから、他人の不幸は蜜の味で当たり前なんですよ。それは性格の悪さには結びつきません。

そして出木杉くんになれた時、初めて他人の成功を幸せに思う余裕が生まれます。

0点を1点にする過程で諦めてしまうのはもったいない。死ぬまでとことんやり続けて、自分以外のことでも幸せに思える出木杉くんを目指して、みんなでがんばっていきましょう!