イケダハヤト氏の『武器としての書く技術』から受け取った6つの勇気

武器としての書く技術 (中経出版)

武器としての書く技術 (中経出版)

遅ればせながら、積ん読していたイケダハヤト氏の著書『武器としての書く技術』を読了しました。

文章を書きたくなり、また文章を書くこと自体に自信を持てるようになる良書です。学生・社会人・主婦・ニート問わず、現代に生きる人全員にオススメします。

武器としての書く技術を身につけることで、どれほど生活が豊かになるか?がこと細かに解説されています。

この本を読んで、実際にブログやTwitterで文章を発信し続けている自分は多大なる勇気をもらいました。ありがとうございます。

今回は個人用のメモという意味でも、『武器としての書く技術』から受け取った6つの勇気と自分なりの意見を書いていきます。

1.言い切れないようなことは言う価値もない

あなたの言いたいことは思ったほど伝わらない 。表現はちょっと強めくらいでちょうどいいのです 。心からそう思うのなら 、言い切っちゃいましょう 。言い切れないようなことは 、言う価値もありません 。

出典:武器としての書く技術 (中経出版)

書き手としても読み手としても非常に共感しました。

「〜と思います」「〜かもしれません」「〜ではないでしょうか」などの語尾が多用されている文章はフワッとしていて弱く、どうも信用できません。

人間がこれらの表現を多用するのは、自信のなさや自分を守りたいが故の自分への甘さに由来します。

イケハヤさんがおっしゃる通り、言い切れないようなことは言う価値もありません。

自信を持って発言できるまで徹底的に勉強したり思考をめぐらせるなど圧倒的努力をして、言葉を鋭く研ぎ澄ませましょう。

そこまでやって初めて、あなたの言葉には価値が生まれます。

関連記事:

2.嫌われることを恐れてことばを引っ込めるのは誠実な態度といえない

ぼくは自分が嫌われようと 、誰かを傷つけることになろうとも 、 「雇われライタ ーはダメだ 」というメッセ ージを伝えるべきです 。だったら 、これは伝えるべきではないでしょうか 。嫌われることを恐れてことばを引っ込めるのは 、誠実な態度といえません 。

出典:武器としての書く技術 (中経出版)

自分もブログでは思っていることを正直に書いていますが、それによって嫌われたり誰かを傷つけてしまうのは仕方ないことだと割り切っていました。

そんな自分は「嫌われることを恐れてことばを引っ込めるのは、誠実な態度といえません」という言葉に勇気をもらいました。

嫌われることを恐れて言葉を引っ込めるのは優しさの表れなのかもしれませんが、そもそもそれは正直な意見を曲げて少なからずウソをつくことになります。

当然ウソをつくのは不誠実な態度です。

「嫌われることを恐れてことばを引っ込めるのは、誠実な態度といえません」という言葉を受けて、自分は正直な意見を書くことで誠実な態度を取っていると思えるようになりました。

そもそも嫌われたり誰かを傷つける言葉というのは良くも悪くもエッジの効いたあなただけの言葉になっている何よりの証拠なので、むしろ誇りに思うべきですね。

ってことで、今後も自分は正直な言葉を発信し続けて誠実な態度を取っていきます。

関連記事:

3.伝わりにくいことをやさしい言葉でわかりやすく伝えられるのが本当の「頭のよさ」

難しいことを難しいまま伝えるのは誰でもできます 。難しいこと 、伝わりにくいことをやさしい言葉でわかりやすく伝えられるのが本当の 「頭のよさ 」なのです 。

出典:武器としての書く技術 (中経出版)

頭がいい人は難しいことや伝わりにくいことをやさしい言葉で分かりやすく伝える術を知っています。

それは語彙力(どれだけの言葉を知っているか)の違いです。

頭がいい人は難しい言葉がどのやさしい言葉に当てはまるかを知っているので、伝わりやすい表現に変換できるんですよね。

頭が悪い人は圧倒的に語彙力が乏しいので、難しいことを難しいまま言うしかないんです。頭がいい人と比べて書く・読む量が圧倒的に少ないから、仕方ありません。

読書をせず、具体的なアウトプットもしていないのに「俺は難しい言葉を知っているから頭がいい」と驕っている人は要注意です。

それ、ハタから見ると頭わるい人でしかないし、メチャ痛いですよ。

関連記事:

4.執筆は自分の「現在地」を客観的に認識するすばらしい機会

バカにされる恐れさえ払拭すれば 、執筆は自分の 「現在地 」を客観的に認識するすばらしい機会となるはずです 。

出典:武器としての書く技術 (中経出版)

ブログにしろYouTubeにしろバンドにしろ、自分の作品をアウトプットする時に「バカにされるんじゃないか」とビビって結局なにもしない人が多すぎます。

無駄に高いプライドを持っているからバカにされるのを恐れてしまい、身動きが取れないんですよね。

まぁ、気持ちは分かりますが…。大人になると周囲の目を気にしたりして、行動ひとつとっても色々と考えてしまいますもんね。

でも、気にしなくていいですよ。周囲の人は、あなたが思っているほどあなたのことを気にしていませんから。

くだらない見栄やプライドによってやりたいことができないのは、人生がもったいないですよ。そうこうしているうちに人生を使い切ってしまいます。

この世はバカになれる人が強いです。それによってバカにされたら「まだ俺はバカにされるステージにいるんだ」と思って次のステージを目指せばいいだけです。

あなたのその「いつか」やりたいと思っていること、たった今から始めましょう!

5.「ブログの過激」さと「対面したときの柔和さ」は明確な因果関係がある

実は 「ブログの過激 」さと 「対面したときの柔和さ 」は 、実は明確な因果関係があります 。つまり 、ブログで過激なことを吐き出しているので 、リアルではもう吐く毒がないのです 。すでに癒されちゃってるわけですね 。ぼくに限らず毒舌気味なブログを書いているブロガ ーは 、会ってみると意外に温厚な人が多いのは 、そういう理由があるのでしょう 。

出典:武器としての書く技術 (中経出版)

メッッッッチャ自覚症状あります!

自分もブログでは社会の空気やくだらない慣習などを盛大にディスりまくっていますが、実はリアルではゴールデンレトリバーのように穏やかで無邪気で人懐っこいです。

イケハヤさんがおっしゃる通り、学校・会社・社会に対する不満を文章としてアウトプットすると、不思議とスッキリするんですよね。

もちろん、読み手を不快にする愚痴や文句はダメですよ。あくまでも読み手に「価値を提供」しなければ意味がありません。

生きていてなにかしらの不満を感じたら、文章を書くことをオススメします。

あなたは不満を吐き出せてスッキリしますし、あなたと同じ意見を持っている誰かに救いの手を差し伸べることができます。

6.多くの人類が情報をネット上にアップすればアップするほど「答えが見つからない」ことは減っていく

ぼく自身インタ ーネットにどっぷりと使っていて日々実感しますが 、まだまだインタ ーネットの上には情報が不足しています 。これだけ情報化が進んでも 「ネットで調べたけど答えが見つからなかった 」ということは頻繁にあります 。多くの人類が情報をネット上にアップすればアップするほど 、 「答えが見つからない 」ことは減っていきます 。

出典:武器としての書く技術 (中経出版)

イケハヤさんにブログを書く意味を示してもらいました。本当にその通りです。

知りたいことをググっても「答えが見つからない」経験は誰にでもありますよね?

ググり方が悪い場合もありますが、「答えが見つからない」ということはネット上の情報が不足しているということでもあります。

多くの人がそれぞれの視点や立場からネット上に情報をアップするようになれば、「答えが見つからない」ことは減っていきますよね。

「武器としての書く技術」を持って、あなただけの視点や立場からの意見をネット上にアップすればいいんです。

ネット上の情報が充実すれば、今はもちろん後世の生活もより豊かになります。ネット上に情報をアップすることは、世の中に貢献することに等しいんですよ。

特にブログは初期投資ゼロから始められるのでオススメです。

タダで「武器としての書く技術」が身につき、もしかしたらインフルエンサーになれるかもしれないし、収益を上げられるかもしれないし、世の中に貢献できるんですよ?

それをやらないなんてもったいない。ぜひあなたも今からブログを始めましょう。

総括:SNSで気軽にアウトプットできる今だからこそ「武器としての書く技術」に価値がある

今の時代はスマホでSNSからいつでもどこでも気軽に情報をネット上にアウトプットできます。

そんな時代だからこそ、「武器としての書く技術」に価値があります。

同じ内容について文章を書くのならば、武器として書いた文章の方が伝わりやすく、情報としての価値が生まれます。

そして価値のある情報を発信できる人には価値があります。「武器としての書く技術」を身につけることは、あなたの価値を高めることに等しいということです。

『武器としての書く技術』は、誰でも気軽にアウトプットできる時代だからこそ書く技術ひとつで人の価値は決まってしまうことを気づかせてくれる良書でした。

5年以上前(執筆時点)の本ですが、核心部分は全く色褪せることなく今後も読み継がれていくべき重要なエッセンスが満載です。

SNSでぼーっと適当にアウトプットしている方は、ぜひ読んでみてください。多くの学び・気づきがあります。

武器としての書く技術 (中経出版)

武器としての書く技術 (中経出版)