【Apple】いつまでもスティーブ・ジョブズを神格化して比べるな
新しいiPhoneやMacが発表されると「ジョブズが生きていればこんなことには…」って言うやつ絶対出てくるけど、お前はジョブズの何を知ってるんだ、と思いますね。…ところで最近のiTunesの使いづらさや重さ、どうにかなりませんかね?ジョブズが生きてればこんなことにはならなかったと思いますが…。
— 大沖活動 (@daioki_katsudou) 2018年9月12日
物事に変化があると、ネガティブな意味で昔と比べたがる人って多いですよね。
「昔の方が良かった」
「前の◯◯に戻って欲しい」
「スティーブ・ジョブズが生きていたら…」
こんな風に、昔と今を比べて落胆するタイプの人です。
たしかに気持ちは分かります。
自分もiPhoneのサイズは4S(3.5インチ)がベストだと思っていて最近のスマホ巨大化ブームは素直に喜べないし、家で使うiPadにminiは要らないと思っています。
でも、別に今のAppleにはそれを求めません。
スマホの大型化やタブレットのコンパクト化は時代の流れ(ニーズ)に沿った方針であり、企業としては適切な方針です。
それに、CEO(トップ)が変わってるんですから、方針が変わるのは当たり前です。
むしろトップが変わったのに方針が全く変わらないままだったら、ただの真似事であり変化も成長もしないので、あっという間に潰れてしまいますよ。
現在のCEOのティム・クックは、英断を続けていますよね。
スティーブがいなくなった途端にデカいiPhoneを作り、小さいiPad miniを作り、Apple Pencil(スタイラス)を作ったんですから。
ここまで神格化されているスティーブが否定していたものを作り出したら、スティーブ・ジョブズ教の皆さんから批判されるのは簡単に想像できるじゃないですか。
それを承知の上で、スティーブとは違う観点でAppleに改革を起こし続けているティムは、どう考えても経営者として優れていますよ。
ティムはAppleのCEOに就任して間もなく自身が同性愛者であることを発表していることからも、とてつもない勇気の持ち主であることが分かります。
参考:
こういう姿勢は経営者としてだけではなく、人間としても尊敬するべきですよね。彼の勇気ある決断と行動があるからこそ、今のAppleがあります。
最後に
「昔のAppleの方が良かった」
「スティーブ・ジョブズが生きていたら…」
たしかに昔のAppleも最高ですし、今のスマホのスタイルを作り出したスティーブ・ジョブズは偉大な人ですが、いくら嘆いても昔と今は違います。
昔ばかり見て過去を生きるのではなく、今の良さにも気づいて「昔も良かったけど今のAppleもいいよね」という姿勢で現代に生きましょうよ。
過去を生き続けていると何も進歩がなく、気づかないうちに時代遅れな人になってしまいます。
あなたは時代遅れになって、ただ「昔の方が良かった」と言いたいだけの人になっていませんか?
経営者にとっては、過去を生きる人は「お客様」ではないんですよ。