【君の名は。】2010年代のリアルなジャパニーズファンタジーラブ
「高校生の男女が夢の中で入れ替わる」というファンタジー感あふれる内容ですが、舞台は現存する岐阜と東京ということもあってか、ファンタジーの中にもリアルさを感じます。
自分は都内在住(2018年1月現在)ということもあり、普段生活している街がアニメの世界に広がっている光景に、とてもワクワクしました。
ファンタジーの要素はありますが、大枠としては正統派のラブストーリーで、だらだらと尺が長い映画と違い、テンポ良く物語が進んでいきます。
それに美しすぎる風景や人物の描写も相まって、ラブストーリーがあまり好きではない自分でも、最後まで飽きずに観ることができました。
時系列がよく分からない!という方は、2人の組紐に注目してもう一度観てみてください。きっと、全てのシーンが繋がるはずです。
ちなみに自分は三葉はもちろん好きですが、特に魅力を感じたのは奥寺先輩でした。別れ際の横顔と後ろ姿が切なく、美しい。日本人女性の奥ゆかしさを的確に表現していますね。