接客や営業で重要なのは容姿や礼儀作法ではなく、親しみやすさや人懐っこさだ。

先日、上京してからお世話になっている内科にてインフルエンザの予防接種を受けてきました。

その日の「ZIP!」にて『東京でもインフルエンザの流行が始まった』と報道されていたので、ワクチンが品薄になる前に帰り際に寄って打ってもらいました。

自分が普段働いている建物の向かいのビルに入っている内科で、平日は19時まで開いていて仕事終わりにふらっと立ち寄れる利便性が、初めて利用した時のきっかけでした。

そんなこんなで2年以上通っているのですが、ずっと通っているのは「職場から近い」とか「夜までやっている」といった単純な理由だけではありません。

月並みですが、ここの院長先生の人柄が素晴らしいので、上京してからずーっと通わせてもらっています。東京に住んでいる限りはこれからも通い続けることでしょう。

一言で説明すると『優しいおじいちゃん』な人柄で、いつも患者である自分を笑顔で迎えてくれて、帰る時は「気ぃつけて帰ってね」と優しく送り出してくれます。

人によって価値観は違うかもしれませんが、自分は利便性を加味しても、院長が最悪な人柄だったら二度と利用しません。

特に田舎に多い気がしますが、患者を見下すような態度を取ったり、問診の時に顔や身体をこちら(患者)側に向けなかったりするような、失礼な医者っていますよね。

医者になるまでの努力は素晴らしいですが、患者に失礼な態度をとることは、自分の今までの努力に泥を塗ることに同じということを、彼らには気づいて欲しいですね。

…と、ここまでの話の踏まえて思うのは、接客や営業で本当に重要なのは容姿や礼儀作法ではなく、親しみやすさや人懐っこさだ、ということです。

もちろん身だしなみを整えたり、最低限の礼儀作法を身につけることは大切ですが、本当の意味で重要なのはそんな小手先のテクニックではありません。

いかに自分の目の前にいる人間に興味を持ち、思いやり、愛することができるか。

上京してから通っている内科の院長を通して、これをできるかできないか?が、その人の営業力に直結すると確信しています。

若くてカッコいい・キレイだとか、清潔感があるだとか、言葉遣いが丁寧とか、そんなのは実際どうでもいいんですよ。

少なくとも自分は、企業の受付嬢のような容姿端麗な女性から受けるマニュアル通りの対応よりも、内科の院長の気さくな言葉や笑顔の方がキュンとしますね。

気さくな言葉遣いや行動をもって親しみやすく、誰に対しても興味を持ってキラキラした目で相手の話を聞くことで人懐っこさを。

そんな人柄を目指しましょう。自分もがんばります。