どんなに優れた楽曲でも、たった数音のメロディーからできている。

作曲中に行き詰まると、その時に使っているピアノやギターで好きな楽曲のメロディーを耳コピして弾き始めるクセがあります。

この時に毎回気づくのが、どんなに有名で評価されている楽曲の美しいメロディーも、たった数音の和音の中から構成されているということです。

たとえばトトロの『風の通り道』のメインメロディーは「C」「E♭」「F」「G」「B♭」のたった5音を軸に構成されています。

この事実を初めて知った時にはメチャ驚いたことを今でも覚えています。

だって、たった5音ですよ?

自分含め多くの人々を魅了している楽曲のメロディーが、たった5音からできているんですよ?

何度も感動して泣いた楽曲の正体がたった5音だったなんて、当時の自分からしたら本当に衝撃的でした。

「音楽の力ってすげー!」と心の底から思うきっかけになった事象の1つです。

そもそも、音楽は「ドレミファソラシド」の8音、それに半音を足した13音でしか作ることができないんですよ。

現代においても、大昔に生まれたこの制約の中でしか音楽は生まれないんですよ。

最大でも13音、しかも有名な楽曲でもそれを全て使い切っているものは(自分の知っている限りでは)ないんですよ?

そう考えていくと、「誰でも名曲を生み出すことができるんだ!」という結論に至ります。

ひらがなの46文字やアルファベットの26文字よりも圧倒的に少ないんですからね。

こう考えていくと、作曲(音楽)に対する心理的ハードルが下がります。ってことであなたも作曲しようよ!

(…と、自分に言い聞かせる毎日ですw)